15年ぶりの島根へ帰省のお手伝い

今週は広島まで遠征してきました！

在籍している訪問介護事務所で長く担当させていただいている80代半ばのS様。現在は要支援2のご利用者様で、まだまだご自身で買い物や病院にも出かけられ1人でもしっかりと暮らしてらっしゃいます。

穏やかで物静かな男性で、何年も担当してようやく色々なお話もしてくださるようになりました。ここ半年くらいは体調は落ち着いてはいるものの、毎日に生きがいが見つからない様子で、「もう病院に行くために生きてるみたいだよ～」なんて冗談ながら話してらっしゃいましたが、聞けば兄弟や親せきの方が住んでいる故郷の島根県には15年も帰れていないようでした。

独りで旅行の計画から新幹線の切符の手配、荷物の用意、東京駅での移動や新幹線の乗車に自信がない。体調が悪くなったらどうしよう。との不安がある様子で、今回は介護保険外サービスで自費対応という対応で、所属している事務所（私は開業前なので）を通して帰省のサポートをさせていただくことになりました。

旅の計画、チケットの予約、荷物の用意のサポート、そして、ご自宅から広島までご一緒に同行して、広島駅で親戚の姪子様と待ち合わせし、5日後にまた広島駅でお待ち合わせして、ご自宅まで同行させていただきました。

数日間ではありますが、温かい家族の側で過ごすことができ日常では見ることのないくらいの笑顔を拝見でき、ご本人様にもご家族様にも大変よろこんでいただき、幸せな旅のお手伝いができたことを嬉しく思います。

出発前には「もう今回が最後だよ。。」などど話されていましたが、帰宅された後は「頑張って体力をつけて毎年の恒例行事にしてもいいかな！」と笑顔で話されていました。目標があることで日々の暮らしも少しでも明るい気持ちになれることを願っています。

余談ですが、私も念のためにお迎えの日の前日に広島入りさせていただいたので、広島風お好み焼きとウニクレソン、それにコウネという名物をいただくことができました。今回のご依頼は私にとっても忘れられない旅になりました。